あかやまの備忘録

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川崎市に住むデメリット?我が家が川崎市中原区から転出した理由。

 

少し前になりますが、武蔵小杉は住みにくいという記事を書きました。

思いの外、反響があり驚きました。

実は武蔵小杉を出た後も、武蔵小杉を擁する川崎市中原区に住んでいました。

武蔵小杉は嫌だけど川崎市は好き・・・そんなスタンスでしたが、子供ができて川崎市に住み続けるデメリットや良く無い面が見えてきたので涙を飲んで東京都へ引っ越しました。

きっと子供を考えている方には参考になるかなと思ったので引っ越した理由をつらつらと書いていこうかなと思います。

※この記事は「子供が生まれる方、または子供を考えている方」に向けて、川崎市に住むデメリット・良く思えない点を紹介する記事です。独身で感じるデメリットには触れません、ごめんなさい。

 

小児医療費助成は1歳から所得制限

川崎市の小児医療費助成には所得制限があります。

<通院医療費助成(0歳~小学校6年生)>

  • 0歳:医療費無料
  • 1歳〜小学3年生:一定所得未満なら無料、一定所得以上なら大人と同じ3割負担
  • 小学3年生〜小学6年生:一定所得未満なら500円、一定所得以上なら大人と同じ3割負担

※上記は"通院"の医療費助成です。入院の場合は中学生まで所得制限がありません。

※2019年時点の情報です。

所得制限に引っかかった家庭では1歳から普通に医療費が発生します。

では東京23区はどうでしょうか?

東京23区は0歳〜中学生まで所得制限無しで医療費の自己負担0です!!

なんでしょうか、このギャップは!!

私は今まさに妊娠中です。胎児の腎臓に少し気になる部分があると医師から宣告されています。生まれたあとも病院通いになるかもと不安に思っていたので、23区の所得制限無しで中学卒業まで無償は正直羨ましい。少なくとも金銭的な心配はしなくていいわけですから。

川崎市は小児医療費助成の範囲を拡大させようとしているようですが、中学卒業まで無料の23区と比較してしまうと見劣りしてしまいます。

川崎市の小児医療費助成事業について詳しくは以下をご覧ください。

ちなみにお隣の横浜市も小児医療費助成に所得制限がありますので、川崎がダメなら横浜と考えている方いましたらご注意ください。

保育園に入れない・入れても高い

認可保育園に入れないかも?

川崎市の人口が神戸市を抜いたなんてニュースが流れたように、日本の人口減少とは逆行しているのが川崎市です。

川崎市は15日、5月1日現在の市の人口が152万6630人となり、神戸市を抜いて政令市6位となったと発表した。

(中略)

全国で人口減少の傾向が見え始めた2000年代半ば以降も、年間5000~3万人程度が増え、今回は前年同期から1万2873人(0・85%)増えた。

区別では、武蔵小杉のある中原区が前年同期比で1・37%増。同様に再開発が進んだ幸区が1・30%増と続き、残る5区でも人口が増えている。

川崎市の人口、神戸抜く 政令市6位 武蔵小杉など再開発進み 152万6630人 - 毎日新聞

武蔵小杉のある中原区は前年同期比で1.37%増なんだそうです。

グラフで見るとわかりやすいです。オレンジ色が中原区です。

f:id:vayataka:20190611165709g:plain

出典:川崎市:グラフで見る各年10月1日現在の世帯数・人口

平成20年からタワーマンションが完成し始めて、次いで平成22年に横須賀線武蔵小杉駅が開業。その辺りから人口増加に拍車がかかった中原区。行政側も保育園を一生懸命増やしているのですが、人口増に追いついていないのが現状です。

こんな状況ですので、妊娠中から中原区役所に保育園入所の相談にいきました。

結果から言うと我が家は認可園入園は厳しいとのこと。

川崎市の認可園に入れる優先順位の決め方には「兄弟が保育園に通っている」「世帯年収」が大きく影響します。

特にここ数年の人口増加で第二子以降の入園を狙っている方が多いようで、第一子の我が家はかなり不利なようでした。

区役所の担当者からも「認可保育園は入れない可能性があるので、0歳4月で入れる認可外保育園を確保することをオススメする」と言われました。

子供を産む前から保活のことでハートブレイクしそうになりました。

認可保育園に入れたとしても都内より高い

苦労して認可保育園に入ったとしても川崎市の保育料が都内より高いです。

23区は区によって保育料が異なりますが、2〜3万円は違ってくることもあります。加えて港区なんて第二子の保育料無料ですよ?家族計画によってはかなりの差が出てきそうです。

2019年10月から3歳からの幼児教育無償化が控えているとは言え、 0〜2歳のことを考えると差が大きいですよね。

市議会議員の演説

子育て関連のサービスで川崎市に不満を覚えていた私ですが、最終的な決め手になったのは川崎市議会の演説でした。

これはデメリットというより嫌だなと思った出来事です。

2019年4月に川崎市議会選挙、神奈川県議会選挙、神奈川県知事選挙がありました。候補者は入れ替わりで何度も通勤時間帯を狙って街頭演説をするわけです。

子育て世代が多い中原区の元住吉の駅前ですら、保育や子育て支援に関して演説している人がほぼいませんでした。

議員のWebサイトには子育て云々と書いてあっても結局は違うところを見ているんだなと残念な気持ちになりました。

 

最後は川崎市に住むデメリットというより愚痴になってしまったのですが、以上のようなことがあり川崎市中原区から都内へ転居することにしました。

 

とは言え、子育て世代以外には悪くない

子育てが見えてきた結果、川崎市への不満が爆発しましたが、子供ができなかったらまだ川崎市に住んでいただろうなと思います。川崎は嫌いじゃないですから。

そんなわけで、自身のライフスタイルと行政サービスが合うなら川崎市はおすすめです。もし子育てなどがあるなら比較検討した方がいいよというのが私からの提案になります。

 

おわり。

 

日本の特別地域 特別編集85 これでいいのか川崎大変身の真相 (地域批評シリーズ)

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