2017年秋の運慶展に行ってからマイブーム・仏像になった。
そんなわけで2月に奈良と京都へ仏像を見る旅へ行ってきました。
回ってきたところメモです。
奈良県
主に奈良市周辺を回りました。
法隆寺
JR法隆寺駅から徒歩で行きました。
道を確認しながらゆっくり歩いたので25分くらいかかりました。
法隆寺内も広くかなり歩くので、駅から徒歩で行くのはおすすめできません。
修学旅行生がいなかったためガラガラでした。観光客よりスタッフの方が多い状態です。
百済観音を熱心に見ていたら、スタッフの方が懇切丁寧に解説してくださりました。壁を修復したのは平山郁夫など著名な画家らしいっす。説明聞いて驚きました。
失敗したな〜と思ったのが、救世観音菩薩が見れなかったこと。
年に2回だけの公開なので見れないんですよね。下調べしないで行ったので限定公開あるということをこの時学びました。
あと近隣の法輪寺も回ればよかったなと。次回奈良に行ったら両方見たいな。
興福寺
数年前に東京で開催された阿修羅展は人混みでほとんど見れなかった阿修羅像。
興福寺自体は混んでいないのでゆっくりと見ることができました。
今年リニューアルされたばかりの国宝館はとても綺麗で展示の仕方もスタイリッシュ。
空いてたのでゆっくり見ることができました。八部衆も素敵でしたが、千手観音もハッとする美しさでした。
お土産にポストカードを買って帰りました。
興福寺の阿修羅に感動したので描きました pic.twitter.com/7QSOA2f2UV
— あかやま (@akayama_30) 2018年2月15日
ホテルに帰って阿修羅像を落書きするレベルで心奪われました。
東大寺
私の目当ては運慶作の金剛力士像です。
やはり下から見上げた阿吽の迫力はすごい。筋肉のつき方がかっこいいですね。
売店では阿吽のポストカードをゲット。一枚50円という謎の安さでした。
ポストカードと実物を見比べて見ると、実物は少し修復されているんですよね。そんな見方もできます。
新薬師寺
こちらは12神将目当てで行きました。
薬師如来を守るように円形に12神将が配置されるという珍しいフォーメーションのお寺です。
住宅街の中に突如としてあるお寺にこんな素敵な像があるなんて、奈良はやっぱりいいですね。
私たち以外に5人くらいしかいなかったのでこちらもじっくりと見れて大満足でした。
薬師寺
再建された建物が多く、色鮮やかな薬師寺。
残念ながら国宝の東塔は現在修復中で布に覆われており全くみれませんでした。
はい、また失敗しました。薬師如来はじっくり堪能できたのですが、吉祥天女はいつも公開しているわけではないのですよねー。1月の限られた日しか公開していない模様。
唐招提寺
薬師寺から歩いて行きました。
唐招提寺はスマホで動画解説を見ることができるので解説を見ながらのんびりと回ることができます。
鑑真和上の像は通常時は非公開ですが、レプリカを見ることができます。
ここで良かったのが千手観音です。本当に千の手を持つ千手観音像は珍しいので、そのボリュームに驚きました。
ここのお寺はお土産コーナーもかなり充実していました。唐招提寺の手ぬぐいなんか良かったな〜。
番外編:カフェ・クルール(奈良県庁内)
観光で歩き疲れて休む場所探してたどり着いたのがこちら。
役所の中だけあって安い。
コーヒー1杯200円。写真はカフェラテ260円と良心的な価格。
ちょっとした休憩に最適です。
番外編:うまっしゅ(日本酒充実の居酒屋)
たまたま入った居酒屋。
奈良の全30の酒蔵の日本酒がいただけます。しかも、おちょこ1杯200円〜と飲み比べするのに程よい価格です。
料理も美味しく、勘で入ったけど正解でした。
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京都府
次は京都編。京都は時間がなかったのでチョロっと回りました。
六波羅蜜寺
六波羅蜜寺は小さい寺ですが、運慶作と伝わる地蔵菩薩坐像や、運慶像、空也上人像など目を引く仏像があります。
空也上人像は歴史の教科書に載ることもあるので有名ですよね。
私も実物見て、あー!これが本物か!ってなりました。知っているもの見ると感動しますよね。
ちなみに六波羅蜜寺は国宝の十一面観音像もあるようなのですが12年に1度しか公開しない秘仏なので今回は見れませんでした。
広隆寺
JR太秦駅から15分くらい歩いたところにありました。
この弥勒菩薩、松本人志の一人ごっつの写真で一言に出てました。そのせいでやけに記憶に残っていたので見ておきたかったのです。
実物は不思議なオーラがずーっと見ていたいような仏像でした。弥勒菩薩以外にも十二神将や千手観音など見応えがあってとても良いお寺でした。またゆっくり行きたいな。
三十三間堂
何度見ても大量の千手観音は圧巻ですね。
ここがちょっと変わっているなと思ったのは、他の寺は英語解説より日本語解説の文章が長いのですが、三十三間堂の二十八部衆の解説はなぜか英語の方が情報量が多い。
ヒンドゥー教のどの神に由来するとか、そういった情報が英語解説のみに書かれていて謎でした。
京都国立博物館
仏像何かあればと思ったけど、私が行った時期はあまり目ぼしいものが展示されていませんでした。
展示物の入れ替わりがあるはずなので調べてから行かないとダメですね。
全体的な感想
仏像を見るには下調べが大事!と学びました。
興福寺の北円堂も行けなかったし、薬師寺の吉祥天女、法隆寺の救世観音菩薩・・・などなど見たかったのに見れないものが多かった。
不勉強だったのが良くないな〜と思って本を買いました。
この本読んで勉強していざ再び奈良へと思っています。
おわり。