あかやまの備忘録

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【感想】怖い絵展行ったが混雑に不満が・・・(上野の森美術館)


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上野の森美術館で10月7日から開催されている怖い絵展へ行って来ました。

 

この怖い絵シリーズが10周年とのことで、その記念で開催された美術展です。

怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)

怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)

 

 

とにかく人・人・人!で混雑がひどかった。

 

そんな怖い絵展の感想と、混雑を避けるために気をつけたほうがよいことをつらつらと書いて行きます。

 

 

開催場所は上野の森美術館

上野駅から徒歩5分程度の場所にある「上野の森美術館」が会場です。

JRからもメトロからもアクセスが良い場所にあります。

上野公園に着けば看板が出ているので迷わずに行けると思います。

 

混雑はどうだった?


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この写真は怖い絵展の入場待ち行列です。

右奥の灰色の建物が会場の上野の森美術館です。

チケット買うのに並びます、入場にも並びます。


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土曜日の15時ごろは入場60分待ちでした。

 

中に入っても原宿の竹下通りかよ、いやそれ以上に混んでるなってくらいの人混みです。とにかく絵を見るための列が進みません!

 

混雑の理由としては以下の2つが考えられます。

  • 上野の森美術館自体が狭い
  • 普段、美術展に行かない層も来ている

上野の森美術館は、国立新美術館や西洋美術館などの有名どころの美術館と比較すると狭いです。そのため、会場に入れずキャパオーバーになっちゃって入場待ちが発生しています。

2つ目の普段美術展に来ない層というのは、何となく感じたことであり、twitterでもよく目にする意見です。

私は毎年5~6回は美術展へ足を運びますので多少は美術展に行く方だと思います。今回の怖い絵展は過去に行った美術展と比較して若い女性やカップルが多いように感じました。

 

普段行かない方が美術鑑賞に行かれることは良いことだと思います!

ですが、ただでさえ狭い上野の森美術館に大勢の人が押し寄せて、結果として大混雑となっています。

 

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感想(辛口かも・・・)


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先に言っておくと、酷い混雑でまともに見れない作品もありました。

混雑が総合的な満足度を下げており言い方がキツめになっています。すみません。

 

良かったところ

レディ・ジェーン・グレイの処刑はとてもクルものがありました。

縦2.5m×横3mの大作です。コントランスト、丁寧に書かれた人物はとても空間に栄える作品でした。

生で見れて本当に良かったなと思いました。これは見る価値あります。

 

イマイチだと感じたところ

1つ目、混雑について。

静かに鑑賞したいのに、スタッフが甲高い声で前へ進んでくださいと言うのでチョット・・・となります。更に人が多くて若干ガヤガヤしているせいか、声を通すために大声で喋る人たちもいて耳につきます。

美術展って絵画に近づき過ぎないように白線が引かれていますが、白線を超えて見ている人が多数・・・。壁に寄りかかっていて注意されている人もいたり。

すべては混雑が悪いのですけどね、モヤモヤしました。

 

2つ目、解説。

今回で言う怖い絵って、絵画そのものではなく、時代背景や絵画自体に物語があるのことを指しているのですよね。

つまり、解説が重要な美術展なのです。

人が多いなかで解説の文字が小さくて読みづらいし、英訳も併記されていないし、解説を本当に大事にしているのかな?と思う点が多々ありました。解説の内容自体も、他の美術展と比較して凄く充実しているかと言われると疑問が残る。またもモヤモヤしました。

 

3つ目、響く作品が少なかった。

これは完全に私個人の問題なのですが、好きな時代の作品が少なかった。ルネサンスバロックロココ美術くらいが特に好きなので、今回出展されている作品は時代的にあまり合わなかったようです。調べていけよって話なのですが。

 

良いと思った作品はだいたいポストカードを買って帰って大事にとっておくのですが、レディ・ジェーン・グレイの処刑のみを購入。

 
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ちなみにポストカード買ってどうするの?と思う方もいるでしょうが、私はファイリングしてたまに見返しています。

数年前に行ったリヒテンシュタイン展は欲しいものが多過ぎて厳選するのに悩んだくらいでした。

 

イマイチなところが多くなってしまいましたが、絶賛されている方も多い美術展です。私の偏屈な意見はさておき、実際どうなのかは足を運んで確かめてみてはどうでしょうか?

 

 

これから行く人が混雑を避けるには?

何度も書いている通り、混んでます。とても。


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客層的に、午後にゆっくりと行く人が多いようなので開館と同時に入場すると比較的に空いているようです。

 

余談ですが、いま上野でやっている運慶展は怖い絵展とは逆で遅い時間の方が空いています。年配の方が客層としては多いからです。実際に行きましたがその通りでした。

 美術展の開催期間が後半になっても空くことはないと思います。先に開催していた兵庫での怖い絵展も後半だからと言って空くことはなかったようです。

ゆっくり見たい方は早起きして行くことをおすすめします!

 

おわり。

 

怖い絵 (角川文庫)

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残酷な王と悲しみの王妃 (集英社文庫)

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危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

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