花人間やら魚人間の絵が印象的なアルチンボルド展へ行ってきました。
感想をつらつらと書いていきます。
上野の国立西洋美術館へ
アルチンボルド展の開催場所は上野公園にある国立西洋美術館です。
この地獄の門が置かれていることでお馴染みにの場所ですね。
△考える人も鎮座しているよ
JR上野駅の公園改札から出ると近いです。
日比谷線や銀座線で行くとJRの駅をグルッと回り込まないといけないのでJRで行く方が楽チンです。
混雑状況は?
8/19(土)の13:00ごろに行きました。
そこそこ混んでいましたが、入場規制やチケット販売の列は無かったです。
都内の人気美術展の中では比較的マシな部類かと思います。
ただ私が見終わった14:30ごろには入場当初よりも人が増え始めていたようでした。
土曜日だからゆっくりランチしてから入場ってことでしょうかね。
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見終わっての感想
全体的によかったです。テーマもわかりやすいので見ていて楽しいです。
良かったところ
四季と四大元素の連作が揃っている
アルチンボルドの傑作とも言うべき、春・夏・秋・冬の4枚からなる連作の「四季」、大気・火・大地・水の4枚の連作である「四大元素」これらが1つの空間に飾られています。これは圧巻でした。
所蔵先を見るとウィーン美術館、デンヴァー美術館、王立サン・フェルナンド美術アカデミー、リヒテンシュタイン侯爵家コレクション、個人蔵とバラバラ。よく集めたなと。関係者の努力に感謝です。
また、アルチンボルドの四季を模写した作品の展示もあり、アルチンボルドの上手さが際立っていました。展覧会の目玉を際立たせる作品チョイスも良かったと思います。
静物画の発端に触れることができた
アルチンボルドの上下絵と呼ばれるものが、イタリアにおいて最初の静物画なんだそうです。
え、静物画というジャンルの始祖はアルチンボルドだったの!?
全く知らなかったので新たな知見が得られて満足でした。
そもそも、もっと勉強して行けばよかったのかと思いました。このアルチンボルドの特集号買おうと思います!
アルチンボルドメーカー
これ面白いんですよ。
自分の顔写真を撮ると、アルチンボルドの寄せ絵風の映像が出来上がるのです。
メガネかけている人は、メガネまで再現されていました。
△私です。なぜか額にトマトを張り付けられている。
△写真だとわかりづらいですがメガネも付いてます
こういったものを仕掛けることでtwitterやinstagramでの拡散を狙っているのですよね。SNS拡散の上手いやり方だし、お客も写真が思い出になるし良い仕組みだと思いました。
不満だったところ
特にないです。本当に。
強いて一つ不満を述べるならば、階段の昇り降りが多すぎることです。
建物の構造上仕方ないのですが、階段を降りる→入場→序盤の作品を見る→階段を降りる→中盤の作品を見る→階段を登る→終盤の作品を見る!という順路設計になっています。
ちょっとしんどかったです。
常設展も無料で入れます
アルチンボルド展の半券があれば、国立西洋美術館の常設展も見ることができます。
常設展は絵画だけでなく彫刻も楽しめます。
ちなみに、常設展の作品は写真OKなんです。知らなかった〜!
作品の模写・撮影(含デジタルカメラ)はできますか?
本格的な模写はできません。当館が所蔵する作品(常設展示作品)については、写真撮影は可能です。ただし、フラッシュ等の光を発するものや三脚等は使用できません。なお、混雑の状況等により、撮影を全面禁止にする場合もあります。また、展覧会等で他の美術館等から借用した作品の撮影は一切禁止しています。
△常設展は空いているので椅子に座ってゆっくり見れます。
これから行く方へ
夏休み中は子供連れの方々も多いために少し混雑しているように見受けられました。
ゆっくり見たい方は金・土の夜をおすすめします。
国立西洋美術館は、8月・9月の金曜日と土曜日は21時まで営業しているそうです!
さいごに
今回はとても良い美術展でしたー!まだ行っていない方には全力でオススメします。
また、アルチンボルドに興味を持った方は、以下の美術展にもアルチンボルド作品が出展されるのでおすすめですよ!
2018年1月6日〜、場所は渋谷Bunkamuraです。
さて次は9月から国立博物館で行われる「運慶」展に行こうと思います。
来月が楽しみだ〜!
以上!
アルチンボルド (ニューベーシック) (タッシェン・ニューベーシック・アート・シリーズ)
- 作者: ヴェルナー・クリ-ゲスコルテ
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