知り合いの方に中を見せてもらったのでちょっとだけレポートを。
中銀(なかぎん)カプセルタワーとは?
黒川紀章氏が設計した、見た目が奇抜すぎるのマンションです。
部屋が独立したカプセルのような設計をしており、交換することで老朽化しても大丈夫!というコンセプトでした(カプセル交換は実現に至っていない)。
場所は新橋駅から徒歩10分くらいの所です。
近隣に美味しいラーメン屋があるので、カプセルタワーに行く場合はこちらも是非。
カプセルタワーを見学するには?
▽建物内にあった張り紙
中銀カプセルタワーは基本的に見学不可です。
入居者に用事がある人しか入れません。
無断だと入り口にいる管理人さんに止められます。
知り合いはいないけど入りたい!という場合はAirbnbを活用するという方法もあります。費用はかかりますが。
中に入りました
ちょっと手ぶれしていますが、郵便受けです。
個性的な形です。
B棟は11階まであります。
意外とフロア数が多いんだなという印象でした。
通路です。変わった形のメーターがあります。
この写真も一応屋内なのですが、壁の損傷が見られますね。
室内入れてもらいました。
例の丸窓です。よく見ると奥に網が張ってあります。
過去に窓が落下したことがあるそうで、それ以来ほとんどの窓に落下防止ネットがあるそうです。
部屋の間取りはこちらとほぼ同じでした。
どの部屋もだいたいリフォームしているようで、当時の部屋はほとんど残ってないそうです。
というか、床や天井に穴が開いたりしてリフォームせざるを得ない状況がほとんどだとか・・・。
その他聞いた話
事務所として利用されている方、住んでいる方、様々いるそうです。
ただ、住むにしても、各部屋でお湯は出ないし、部屋によってはトイレも使えないそうです。1階の共有部にシャワーやトイレがあるそうで、住んでる方はそちらを使うのだとか。ちょっと不便ですね。
おわりに
実際に行ってみると、老朽化がかなり目立ちます。
名建築と持て囃されますが、カプセルが落ちないのか不安になりました。私は。
建て替えの話も頓挫し、保存どうするかも決まらずな状態らしいですが、早く何かしら決定があるといいなと思います。
中銀カプセルタワービル 銀座の白い箱舟 (NAKAGIN CAPSULE TOWER BUILDING)
- 作者: 中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト,石川茂利,他
- 出版社/メーカー: 青月社
- 発売日: 2015/10/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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