となりのトトロのモチーフになった「トトロの木」がある、有名旅館の陣屋さんに行ってきました。
普段は一泊二食付きで1人3万円〜と手が出しづらいお値段。でも、ふるさと納税を使えばお金の心配も解決です。我が家は夫の寄付枠を使って宿泊費の一部を浮かせました。
陣屋のふるさと納税プランって?
ふるさと納税自体の説明は割愛します。
陣屋のふるさと納税プランは2017年3月時点では下記のようになっています。
- 日帰り入浴(1名):寄付5,000円〜
- 陣屋利用券(5000円分) :寄付10,000円
- 一泊二食付き(1名):寄付50,000円〜
寄付の金額によってプランを選ぶことができます。例えば、50,000円寄付して1名分の宿泊費を浮かせるも良し、共働き夫婦揃って寄付をして2名分の宿泊費を浮かせるなんてこともできます。
(プランを詳しく知りたい方は陣屋の公式サイトでご確認ください)
プランを選んだら、神奈川県秦野市のふるさとチョイスから選んで寄付をします。すると数日後、陣屋からチケットが送られてきます。
チケットの有効期限は6ヶ月なので行きたい時期を考えつつ申し込みましょう。
さて、前置きが長くなりましたが次から陣屋行ってきたレポです。
陣屋行ってきたレポ
小田急小田原線の鶴巻温泉駅へ
陣屋は鶴巻温泉駅から徒歩4分という駅近な立地なので電車で行きました。
駅前はこんな感じで、え?温泉どこ?みたいな雰囲気です。
地図を見ながらマンションとマンションの間の道を進みます。
進んでいくと看板があります。
矢印の通りに進むとすぐに着きます。
元湯・陣屋に到着
つきました。陣屋の入り口です。
案内の方がちょうちんの横にある太鼓をたたいてお出迎えしてくれます。
太鼓の音で迎えられるのは少し恥ずかしい。だけど、非日常への入口に着いたんだと気分を切り替えることができ、良かったです。
太鼓叩いてくれた方が館内まで案内してくださります。お庭の説明を受けながら進みます。
写真は庭にある温泉が試飲できる場所です。鶴巻温泉の温泉は飲むと胃によいので試飲をすすめられました。温泉の味は思ったよりクセがなく他の温泉と比べると比較的スッキリした味でした。
庭にはトトロの木と呼ばれる大きな楠の木があります。トトロのモチーフになったとか。
ちなみに、陣屋の女将さんが宮崎駿監督の親戚らしく、屋内にはサインがありました。
お庭は手入れされていてとっても綺麗です。
庭を見ながらずんずん進むと建物への入り口があります。
手動の引き戸と見せかけて自動ドア。なぜかここだけハイテクでした。
いざ中へ
ロビーです。チェックインは部屋の中でするのでここは素通りです。
さすが歴史ある老舗旅館。
廊下には鎧や刀が飾ってあります。
陣屋は将棋の対局にもよく使われるようで、対局の写真も廊下にたくさん飾ってあります。私は将棋は詳しくないのですが、陣屋事件というwikipediaに載るような将棋界の出来事もあったそうです。
建物内をどんどん進みます。落ち着いた内観で何だかホッとします。
ちなみに、傾斜地に旅館があるため階段が多いです。足腰弱い方は要注意。
部屋に到着してチェックインの手続きをしながらお茶をいただきます。
お部屋は、和室二間、広縁(奥行きの深い縁側をこう呼ぶらしい)、お風呂、トイレです。夫と二人だったので広々とした印象です。
懐かしの黒電話。
電話はレトロですが、加湿器はエレクトロラックスで湯沸し器はデロンギでした。こだわりを感じて好印象です。
そうそう、室内にはテレビがありません。
頼めば持ってきてくれるそうですが、我々は頼まずに読書をしながらゆっくりとした時間を過ごしました。
備え付けのミニ冷蔵庫。
なんと全て無料です。お水以外も無料だなんて・・・ありがたく瓶ビールいただきました。
部屋風呂です。檜風呂でこちらも温泉が出ます。
鶴巻温泉はサラッとした温泉で入りやすく、滞在中5回も入浴してしまいました。
女性なら気になるアメニティ。
基礎化粧品からシャンプーやコンディショナーまで全てMARKS&WEBです。
私は日頃からMARKS&WEBを使っていたので抵抗感なく使うことができて助かりました。たまに肌に合わないものがあるので。
お風呂
陣屋のお風呂は大浴場、露天風呂、部屋風呂の3カ所です。
大浴場と露天風呂は場所が離れているので、服を着て移動する必要があります。
移動が面倒だなと思いますが、露天風呂は視界の開けた良い場所にあるのでそれで帳消しです。平日に行ったため、誰とも会わずに露天風呂を満喫できて最高でした。
さすがにお風呂の写真は撮ってないので写真は公式サイトでご覧ください。
食事(夕食編)
食事は陣屋のレストランでいただきました。
入り口には宮崎駿監督のサインが置いてあります。
食事は特選会席コースをお願いしました。
前菜です。どれも美味しくパクパク食べてしまった。
お椀です。
蓮根餅がおいしくて10個くらい食べたい人生だった。
お造り。
構造上隠れてますが、トロがとっても美味しくて口の中で溶けていきました。
焼き物です。
右下のウニ醤油がとってもまろやかで美味しくて、白ご飯にかけて食べたいと思った人生だった。
煮物は黒毛和牛のすき焼きwith春野菜。
肉が口の中でふわって広がって溶けていきます。こんな美味しい肉を会社休んで食べている罪悪感はんぱないです。罪の味です。
この後、お味噌汁とお漬物と釜炊きご飯が出ました。お肉の美味しさに興奮しすぎて写真撮り忘れました。
デザートです。
四角い物体はよーぐるとムースです。満腹だったのでちょうど良い量でした。
写真でみると全体的に量が少なく見えますが、コース料理のようにゆっくりとサーブされますので最後の方はお腹パンパンでした。
あのすき焼き肉もう一度食べたいなぁと思うようなとても美味しい夕食でした。
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食事(朝食編)
朝食はあまり写真撮ってません。
お腹空いてたので食べちゃいました。
焼き物は目の前で焼いてくれます。
落花生は秦野産だそうです。落花生って千葉のイメージが強かったので意外でした。
他にも豆乳鍋や源泉を使った蒸し物、根菜たっぷりの味噌汁、デザートなどなど盛りだくさんの内容でした。お昼ご飯いらないって思うくらい満腹になりました。
チェックアウトは11:00なので、朝ごはん食べてもまだ時間に余裕があったので10:00前までお風呂に入ってのんびりと過ごしました。
総評
陣屋とっても良かったです。
設備不満なしです。食事は大満足。客層も良かったです。さらに平日に行ったため全体的に空いていて快適でした。
ただ、向き不向きはある旅館だなぁと思いました。
テレビはありませんし、周辺はザ温泉街というような雰囲気でもないです。本でも読みながらゆっくり過ごすような場所という印象を受けました。
また、館内は階段が多いです。露天風呂への階段もかなり傾斜が急でした。足が悪い方は露天風呂への上り下りがしんどいかなと思いました。
ということで、ゆっくりと静かな時を過ごしたい人で足腰が弱くない人にはおすすめです。