あかやまの備忘録

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会津磐梯高原ダリコレクションでお馴染み、諸橋近代美術館に行ってきました!見応えありでした!


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CMで気になった諸橋近代美術館に行ってきました〜。

そうそうTOKYO MXあたりで「会津磐梯ダリコレクション」って言ってるあのCMの美術館です。ミーハーなのでCMと同じアングルで写真撮ってみました。

小ぶりの美術館でしたが見応え十分、行く価値ありでした。なので行く上での注意点など少し書いていきたいと思います。 

 

※2016年11月追記:国立新美術館で開催中のダリ展もみてきたので少し追記しました。

 

1、諸橋近代美術館とは?

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福島県北塩原村にある美術館、裏磐梯の五色沼の近くにあります。福島県の中でも新潟・山形寄りの場所です。

こちらはゼビオの創業者の諸橋廷蔵氏が建てた美術館です。首都圏の人はゼビオよりビクトリアゴルフやL-Breathの会社と言った方が馴染みがあるでしょうか。

この諸橋近代美術館、何が押しメンかと言うともちろんサルバドール・ダリです。ダリの作品が400点も所蔵されており、ダリの故郷のスペインのダリ美術館や、アメリカのダリ美術館と並ぶ規模です。日本で一番多くダリを所蔵している美術館です。

 

余談ですが私はこの有栖川有栖の小説の表紙からダリに入りました。この表紙のインパクトたるや凄いですよね。 

ダリの繭 (角川文庫)

ダリの繭 (角川文庫)

 

 

2、混雑状況

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私が行ったのは8月12日(金)の11時ごろ、山の日と土曜の間なので休みをとっていた人も多いのか少し混んでました。と言っても東京の美術館の混んでるレベルではないのでご安心を。

この美術館では音声ガイドが無料貸出なのですが、11時ごろの入場で残り4〜5台という状況。その後も続々と人は来ていたので借りれていない人もいたようでした。

ですので、音声ガイドを借りたい方は11時より前に来るか、午後ゆっくり訪れた方が良さそうです。

 

 

3、所要時間

ダリ大好きな私はじっくり見たので1時間半かかりました。特に美術館に興味がない連れは45分くらいで見終わっていました。これから行かれる方は1時間〜1時間半みておけば良いと思います。

先に見終わった連れは美術館内のカフェでコーヒーを飲んで待っていてもらいました。昼時でしたがカフェはすいていました。このカフェはランチメニューが無く、飲み物・ケーキ・軽食(ピザ)のみの取り扱いであるため、昼間は混むことはなさそうです。

 

 

4、印象に残った展示物

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(引用:http://acueducto.jp/201408/especial1.html

柔らかい時計を含めたまさにダリといった彫刻の数々、とても印象に残りました。横からみると別のモチーフがみえたりと飽き無いものが多かったです。この彫刻ゾーンは美術に興味がない人でも楽しく鑑賞できそうな感じがしました。

 

 

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(引用:http://acueducto.jp/201408/especial1.html

絵画の中で印象に残ったのがこの「テトゥアンの大会戦」です。ダリは同名の大作に感銘を受けこの作品を描いたと言われています。写真だとわかりにくいですが、中央にはダリ自身と最愛の妻ガラが描かれ、二人で人生を戦ってきたということをあらわしています。(国立新美術館のダリ展に貸し出されていました)

ダリとガラの関係は、美術館内にも解説があるのでぜひ読み飛ばさ無いで読んでみてください。二人の支え合った様子をみてからこの作品を見ると感じ入るものがあります。

 

 

 

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(引用:http://acueducto.jp/201408/especial1.html

こちらは「ビキニの3つのスフィンクス」です。原爆の惨状にショックを受けて描いた作品です。ダリが得意とするダブルイメージと騙し絵風の表現が使われています。

この作品、私が行ったときは貸出中でした!!ショック!実はですね、同時期に京都でダリ展を開催していたようでそちらに行ってしまっていたのです。東京でも開催するそうなので是非リベンジしてこようと思います。

※2016年11月追記
国立新美術館のダリ展行ってきました。入場まで10分待ち、中も大混雑でゆっくり見れずストレスも溜まってしまう展示でした。

↑のテトゥアンの大会戦とビキニの3つのスフィンクスも展示がありました。ただしオーディオガイドを借りないと解説がありませんでした。大半の方はダリの込めたメッセージを見逃してしまっていたでしょう・・・。とても残念な展示です。

不完全燃焼の方はぜひこの会津の諸橋近代美術館に行かれることをおすすめします!

 

またまた余談ですが、私どうもタイミング悪いことが多くて。過去にニューヨーク近代美術館(MoMA)にかの有名な記憶の固執をみに行ったときも貸出中くらったんですよ。これです、この作品。

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(引用:http://www.moma.org/collection/works/79018

この記憶の固執は京都・東京で行われるダリ展には来ないようです。協力美術館にMoMAが無かったので、恐らく。見たい方はぜひニューヨークに行ってMoMAへ。ニューヨークにはMoMAだけでなく、メトロポリタン美術館にもダリの作品が置いてありますのでオススメです。

 

 

 5、お土産コーナー

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ミュージアムショップもダリ中心に、色々と置いてあります。今回はこの諸橋近代美術館のガイドブックのみ購入しました。お値段は300円と良心的です。

その他気になったものとして、柔らかい時計の置き時計がありました。2000円と高くなかったので思わず買いそうになりましたがグッと我慢。

 

 

6、近くのグルメ

美術館を見終わったのが午後1:00近くだったのでランチ探しました〜。

まずは1軒目、諸橋近代美術館のサイトでも紹介されているここ行きました。

結果、7組待ちの大混雑。諦めました。

その後近くのホテル(名前失念・・・)はランチは予約制で入れず。

 

最終的に行ったのは車を15分くらい走らせたこの道の駅、裏磐梯ビューパークです。
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あまり期待せずに、おすすめの山塩チャーシュー麺を注文しました。出てきたのがこちら。 


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一口スープ飲んで、う、美味い・・・!深みのある味わいの塩ラーメンでスープがとても美味しい。チャーシューもジューシーで美味しい。少し麺が多めだったのですがペロリと完食。道の駅の普通の食堂だったので舐めてましたが、いやぁ美味かった〜!

 

ついでに山塩アイスもいただきました。

 
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こちらも美味しい。山塩すげぇ!と思って売店で買おうとしたら売り切れでした。残念。どうやら先月放送されたブラタモリの会津磐梯山回でこの山塩を取り上げていた様子。さすがのタモさん効果で売り切れなんでしょうか。

 


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こんな感じで見晴らしもよく、湖のほとりで風が冷たくて良い道の駅でした。

 

 

7、おわりに

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諸橋近代美術館脇の小川。綺麗でしたが載せる場所がなかったのでここに。

この記事では諸橋近代美術館と道の駅しか書いていませんが、周辺には五色沼など見所が他にもありますので、ぜひ美術館と合わせて裏磐梯の自然を満喫するとよいと思います。会津地域は馬刺しも美味しいのでグルメも楽しめますよ〜!