明治〜大正に建てられた洋館が好きです。
機会があれば廻るようにしています。
今回は『旧島津公爵邸(現・清泉女子大学)』に行ってきましたので感想を残しておこうと思います。
旧島津公爵邸とは?
島津家第30代当主である島津忠重公の邸宅です。
wikipediaには「袖ヶ崎島津邸」とも書かれています。
一時はGHQに接収され、現在は清泉女子大学の建物の一部として利用されています。
設計はジョサイア・コンドル、監修が洋画家の黒田清輝。この豪華タッグのもと1917年に完成しました。貴重な現存するジョサイア・コンドル設計の建物です。
交通アクセス
場所は、東京都品川区東五反田です。
五反田駅から徒歩10分、大崎駅からも徒歩10分の立地です。
清泉女子大学の一帯は島津山と呼ばれ、小高い丘のような地形です。旧島津公爵邸も丘の上にありますので、駅から歩くと少し坂を登ります。スニーカーで行って正解でした。
見学ツアー
旧島津公爵邸は大学の建物であるため、通常時には非公開です。
ですが、見学ツアーに参加すれば学生さんのガイド付きで中を見ることができます。
※見学ツアーは事前申し込みが必要です。詳細は清泉女子大学のWebサイトでご確認ください。
また、見学ツアー以外にはガーデンパーティー(4月)と清泉祭(10月)で一般でも入れるとのこと。こちらもチェックされるとよいと思います。
感想
学生さんが解説してくださる見学ツアーで回りました。建物内部と庭を解説付きで鑑賞した後、自由見学となります。
タイルが美しいです。デッキには出ることはできませんが、窓からじっくり見ることができました。
建物だけ見れば旧岩崎邸の方が一見豪華に見えますが、こちらはステンドグラスなど細部の造りがとても素敵でした!ステンドグラスは建築当初から残っているそうです。
島津家の家紋があしらわれたステンドグラス。
上の方に十字に丸があるのがわかると思います。写真だとわかりにくいですが、陽が差し込んでとっても綺麗でした。これは本当に実物を見てもらいたい!!
残念ながら当時の家具は残っていませんでした。GHQに占領されたりもしましたので、仕方がないですが…。
でも天井のレリーフであったり、そんな細部は見応えがあります。
一部写真が撮れなかった場所もあります。見学ツアーが年2回だけと参加までのハードルが高いですが是非とも現地に足を運んでその目でお確かめください!