あかやまの備忘録

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2018年8月22日 Game Withの株主総会に行ってきました



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ゲーム攻略サイトを運営する株式会社Game Withの株主総会に行きました!

7月から株価がだだ下がりしてまして荒れるのでは?と言われていた総会でした。

 

 

 

開催日時・場所

日時 2018年8月22日(水)10:00〜

場所 六本木ヒルズ 49階 アカデミーヒルズ

 

ざっと見たところ参加者は100人程度でした。

平日の株主総会は年配の方が多くなりがちですが、ゲーム関連株・ベンチャーということもあってか、20〜30代の方もお見かけしました。

 

株主総会 

事業報告と議案の説明

ナレーターが招集通知に書いてある内容を読み上げます。書いてある以上の情報はなし。

 

質疑応答

関連する質問の順に並び替えています。()内は私の感想です。

 

Q:海外展開への資金はどこから捻出するか?

A:キャッシュがあるため、キャッシュ中心の予定。

 

Q:英語圏への展開に勝機はあるか?

A:現在、英語圏のゲーム攻略サイトはユーザー投稿型。日本も2012年くらいまではwiki形式のユーザー投稿型だったが、ライターを投入して質の高い記事をアップすることでライター型に転換した。同様に転換できると考える。質の高い記事をスピード感を持って投入し、シェアを獲得していく。

 

Q:ゲーム記事の盗用が発生した場合のリスクは?

A:企業イメージに影響を与える。以前、盗用が起きたので記事作成のガイドラインを作り教育を徹底している。

(以下の問題に関連した質問ですね。)

 

Q:記事を盗用"された"場合のリスクはあるか?

A:多少盗用されても業績やPVに影響はない。

 

Q:取締役5名から3名に減らす議案がでているが、3名のうち2名は兼任が多い。大丈夫か?

A:問題ない。村田氏は上場企業はGame Withのみ。武市氏はゲーム業界の知見が多い。また、取締役を減らすが、執行役員制度を導入し、執行役員が業務の迅速な遂行をする。
(武市氏は経歴をみると元スクエニの社長なので、取引先との関係作りに必要な方なのかなという印象)

 

Q:株主構成について。ファンドが多い、東証上場に向けて対応は?

A:東証上場へ向けて手当はしていく。

(そのうち分割とかあるのかな?)

 

Q:決算は良かったが、株価が下がった。成長率の鈍化が影響している。どう考えているか?

A:国内メディアはユーザー数に依存する。国内は成熟期に入り、WebサイトのPVは横ばい。前期はユーザー1人あたりの広告収入が増え利益が出た。アドテクではなくタイアップ広告で収入がのびた。引き続き単価をあげていく。

(ここで言うアドテクはGoogleの広告みたいな自動配信される広告のことをさしているようです)

 

Q:ゲーム業界全体が冷え込んでいるのでは?中国は規制が厳しいと聞く。

A:今のところ問題は起きていない。
(中国は市場が大きいですが、当局の規制が強いようです。海外進出の壁になりそうですね。)

  

Q:近年、ゲーム依存症が問題となっている。ゲーム依存症への対策はしているか?

A:対策はしていない。Game Withで扱うゲームはスマホゲームのような隙間時間に行うものである。ゲーム依存症はPCゲームでの問題と認識している。

(WHOがゲーム依存症を取り上げたことに関しての質問でした)

 

 

Q:eスポーツチームはどのようにマネタイズするのか?

A:ユニフォームのスポンサー料、ゲームプロモーション、チームメンバーのYoutubeチャンネルなどでマネタイズする。

 

Q:ゲーム資金調達のプラットフォームはどのようなものか?既存のクラウドファンウンディングとの違いは?

A:Game Withが独自でプラットフォームを運営する。マネタイズは複数モデルを検討中。既存のクラウドファウンディングとの違いは、ゲーム開発に特化していること。ゲーム開発の資金調達は、資金を集めても完成しない場合がある。そこで、開発力の審査や進捗モニタリングなどゲームに特化した作りにしていく。

 

Q:ブロックチェーンゲームに関わるエンジニアは確保できているのか?

A:人数の公表は差し控えるが、すでにプロジェクトはスタートできている。適切な時期にプレスリリースを出す。
(現在、ブロックチェーンエンジニアは人材市場で取り合いっぽいのでこの質問が出たのだと思います)

 

Q:ブロックチェーンゲームのマイルストーンは?

A:金額や期間がかかるものではなく、カジュアルなものを作る予定。今期の計画値にブロックチェーンゲームは入れていないが、ゲームのリリースは今期中を目指している。
(リリースのプレスが出れば人気株になるかな?なんて思ったり。)

 

Q:ブロックチェーンゲームはゲーム内の活動を通じて現実の資金に変える仕組みにするというが、ゲームアイテムをお金に変える市場はあるのか?

A:海外のPCゲームはアイテムの金銭トレードが行われているので市場はある。日本では規約で禁止されているため、アイテム売買を前提とせずにゲーム設計をしている。ブロックチェーンゲームでは、売買を前提とした作りにする。またゲームに参加していなくとも、取引に参加できるようにする。
(これを聞いた瞬間、ビットコインの構造と同じじゃないかと思いました。ビットコインは、採掘する人・取引する人というプレイヤーがいます。Game Withのゲームでは、採掘者=ゲームプレイヤーということになりますね。)

 

  

 

お土産

 

特になし。

総会中に飲む用のペットボトルはいただきましたが、それ以外は資料のみです。

 

全体的な感想

株主総会前に株価が大幅下落、ちょっと荒れるのでは?と危惧しておりましたが、平和に終わりました。一応、株価についての質問はありましたが、手厳しい質問ではなかったです。

ブロックチェーンゲームのリリース目処など、プレスリリース前ではありますが株価に影響がありそうな回答などがあり行ってよかったなと思います。私は総会の内容で再インしてみました。さて吉と出るか凶と出るか・・・。

 

おわり

 

今年行った株主総会

 

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