東京証券取引所では、株をはじめとする金融商品や経済動向を学ぶためのセミナーを定期開催している。
無料もしくは1000円と参加しやすい価格設定のため、興味があるセミナーがないかよくチェックしている。先日は桐谷さんの投資セミナーに行ってきた。とても楽しかった。
そんな中みつけたのが「大人のブルサ大会」というイベント。
ブルサという株取引を題材にしたゲームをプレイできる内容。株も好きだがボードゲームも大好きな私にもってこいのテーマである。
このブルサというゲーム、日本ボードゲーム大賞2007の国産ゲーム部門で1位を獲得しているらしい。しかし調べてもあまり情報が出てこない・・・これは参加してみるっきゃない!
東京証券取引所へ
というわけで、セミナーの申し込みをして東京証券取引所へやってまいりました。
東証は日本橋駅または茅場町駅が近い。
まずは持ち物検査
入館すると持ち物検査をお願いされます。空港の保安検査場にあるような機械に荷物を通してチェック完了。セミナールームへ向かいます。
2階のセミナールームへ
セミナールームへ入るとスタッフの方が席を案内してくれました。
1人で参加したので、知り合いばかりのテーブルだったらどうしよう・・・?と思っていましたが、株式がテーマのボードゲームという性質上、ほとんどの方が1人参加のようでした。
15テーブル程度スペースがあり、1テーブルにつき4~5人のプレイヤーが着席するような規模です。
ブルサの準備
セミナースタート。司会者から各テーブルで簡単な自己紹介をするように案内がありましたので、同テーブルの4人で名前と参加のきっかけを話しました。
自己紹介が終わったらブルサの準備です。司会の説明を聞きながら同テーブルの人たちとボードゲームのセッティングをしていきます。
続いて、ルールと取引できる株式銘柄の説明を受けます。
ブルサでは3つの会社の株式を取り引きすることができます。それぞれの会社の特徴について説明がされます。例えば「A社は海外に製品を輸出しています」「銀行からの借入金比率は◯◯%」といった内容です。
ゲームの流れ
ブルサは大きく分けて4ステップとなっています。
- 司会から経済ニュースの発表
- プレイヤーが株の売買
- 司会から株価の変動価格の発表
- 司会から経済ニュースが株価にどのような影響を与えているか解説
1~4を何度か繰り返して一番儲けた人が勝ちです。
少し補足をすると、1の経済ニュースとは「1ドルが110円→120円になりました」というレベルのものです。経済ニュースと取引できる会社の特徴を照らし合わせて株価が上がるか下がるかを予想して2の株の売買していきます。
そして、日本の株式市場と同じく前場と後場の2フェーズに分かれており、前場の終わりに「人生カード」と呼ばれる特殊な効果を発揮するカードを引くチャンスがあります。
ゲーム自体の難易度は低く、株取引を日頃から行なっている人には余裕でしょう。株の経験がない方でも、司会が経済ニュースと株価の変動に対する解説をしてくれるので問題なく楽しめると思います。
ブルサをやってみての感想
株取引を学ぶゲームとしては面白いです。同じテーブルの方も楽しいと言っていました。株について勉強したい人にはおすすめします。
ただあくまで、株取引を勉強するゲームとしては面白いという感じです。
ボードゲーム好きでボードゲームを楽しみたい!という方にはおすすめしません。
数手先を読む戦略性とか、サイコロによるランダム性とかそういったものはありません。普通にカタンでもやった方が楽しいと思います。
以上、ブルサ体験レポートでした!