あかやまの備忘録

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【感想】運慶展@国立博物館へ行って例の「完全に一致」を見て来た


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例の完全に一致の仏像があると聞いて、行って来ました運慶展。

 

完全に一致って何?という方はこの画像を見ていただければ分かるかと。

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Google画像検索の結果・・・。

簡単に説明すると、幽遊白書で飛影役などで知られる声優の檜山修之さんが、運慶作の矜羯羅童子(こんがらどうじ)とソックリだということで数年前に話題になりました。

 

そんな完全に一致の例の仏像を見たいという不純な動機で行って来ました。

動機はアレですが、感想は真面目に書いてます。

 

 

上野の国立博物館

運慶展の開催場所は上野公園にある国立博物館です。

国立博物館の本館はGANTZの実写映画版の舞台にもなっていましたね。

 

入場したら正面の本館ではなく奥にある平成館を目指します。

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森鴎外先生が目印の平成館

ちなみに国立博物館への交通アクセスは、JR上野駅からだと徒歩10分くらいかかります。地下鉄日比谷線・銀座線からだと15分くらいです。辿り着くまでにそこそこ歩きますのでご注意を。

 

混雑状況は?

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△入り口すぐにある謎の写真スポット

9/30(土)の13:00ごろに行きました。

開催期間初の土曜でした。

 

混んではいましたが、入場規制やチケット販売の行列は無かったです。

仏像を色々な角度から見ようと人が移動するので、絵画中心の展示と比べると人の量の割に流れは悪くなかったです。

 

混雑を避けたい場合は夜が良いかもしれません。

国立博物館は、11/2まで金曜・土曜は21:00まで開館しています。 年配の観覧者が多かったので夜の方が空いているかもと思った次第です。

 

 

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見終わっての感想

運慶作品はどれもオーラがあり、圧倒されました! 

良かったところ

運慶作品のほとんどが集結

運慶の作品とされる仏像は日本に31体が残っているとされているのですが、本展にはそのうち22体が展示されています。こんなに多くの運慶作品が集結する機会は今後もう無いかもしれません!

運慶の父・康慶や運慶の子供の作品も展示されています。それらと見比べると、運慶作品の肉感や布の表現が素晴らしいなあと感動しました。

 

生・完全に一致

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△お土産で買ったポストカードです

冒頭でも言っていた例の完全に一致こと、和歌山県金剛峯寺にある八大童子立像(国宝)のうちの 矜羯羅童子(こんがらどうじ)ですが、写真で見るより綺麗な顔立ちでした。

思っていたより凛とした姿に目を奪われました。

 

玉眼の解説

仏像の瞳を作る技術である玉眼、これの解説が書いてありました。

玉眼は、仏像の眼に水晶を使うことで人間の目のように見せる技法です。こういった技法の解説があることで、仏像の色々な部分に注目することができて良かったと思います。

 解説は書いてあるものの、もう少し勉強して行ってもよかったかなと思って以下の本を買いました。初心者には良いですね。

マンガでわかる 天才仏師! 運慶 (単行本)

マンガでわかる 天才仏師! 運慶 (単行本)

 

 

 

不満だったところ

作品の入れ替えがある

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△入れ替え情報です

強いて一つ不満を述べるならば、期間中に仏像の入れ替えがあることですかね。

展示の都合上、仕方がないとは思いますが1度行っただけでは全ての展示が見れません。

 

 

常設展も入れます

運慶展の半券があば国立博物館の常設展も見ることができます。

今回は、本館と法隆寺宝物館を見て来ました。 

本館の様子

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まずは本館から。建物がとーっても素敵です。このエントランスの造りにグッときます。


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仏像だけでなく、浮世絵、戦国時代の鎧、刀などもあります。 

特に刀コーナーは刀剣乱舞という刀を擬人化したゲームの影響で混んでおりました。国宝「三日月宗近」は写真を撮るための行列までできていました!

 

運慶展へ合わせた企画

本館では運慶展に合わせて運慶の後継者たちの展示をしています。

量は少ないですが、見逃せないですね。


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獅子の像、なんだか素敵だったので撮りました。

 

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法隆寺宝物館

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このとてもカッコいい建物の中には法隆寺から皇室へ献納した物が置いてあります。国宝もありますよ。

 
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これ全部が仏像です。展示の仕方がスタイリッシュ。

 

さいごに

運慶展、とても満足な展示でしたー!

2009年にやっていた阿修羅展も良かったですが、運慶展も良かった。やはりこういった仏像の展示は、普段見ることができない側面や背後の造りをゆっくり見ることができるので見応えがありますね。

 

次の企画展は「怖い絵」展の予定です。もうチケット買っちゃったー。楽しみ!

行って来ました。すごく混んでた。

 

 

以上です。

 

芸術新潮 2017年 10 月号

芸術新潮 2017年 10 月号

 

 

 

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