エクスパンデッド・シネマ(拡張映画)に今まで触れた記憶はありませんでしたが、なんとなく気になったので行ってきました。
【8月15日(火)より「エクスパンデッド・シネマ再考」展】エクスパンデッド・シネマとは、1960年代に始まった映画の自由で新しい試み。マルチプロジェクションやループ上映の先駆けといえる、刺激的な映像体験を!https://t.co/JnGqx3JsdA #エクスパンデッド・シネマ pic.twitter.com/tECWpc5KSM
— 東京都写真美術館 (@topmuseum) 2017年8月11日
↑の説明のようにエクスパンデッド・シネマ(拡張映画)は、当時の新しい試みが満載の実験的な映画であり、映画館で見るようなスクリーンと客席が固定されているものとは全く異なる前衛的な作品ようです。
開催場所は?
今回は東京都写真美術館(TOP MUSEAM)でした。
恵比寿ガーデンプレイスの中です。
通常の営業時間は10:00〜18:00と短いのですが、木曜と金曜日だけ特別に20:00まで営業しているので仕事帰りにフラっと立ち寄ってみました。
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感想
△撮影可の作品、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー《シネマティック・イリュミネーション》です。エクスパンデッド・シネマ再考で50年ぶりの展示。
感想を書こうと思ったのですが、このような作品を見るのは初めてだったので、うまい言葉が見つからないです。なので簡単に。
- リリパット王国舞踏会(飯村隆彦)が印象に残りました。なんとなく不気味で、人物の所作に異常性を感じた。心臓を触られたようなザワザワとした感じです。ただきっと人によって見方が変わるのでしょうね。
- ドキュメント6・15は安保闘争の映像を使った作品。安保闘争そのものの映像をあまり見たことがなかったのでショッキングな映像でした。
- 1960年台の作品が多く、この時代のカオスな様子が伝わってきました。ただ私の勉強不足で1960年台の様相をあまり知らないために理解が及ばない作品がありました。ガイドブックを見てようやくわかる作品もありました。
先ほども写真だけ載せたシネマティック・イリュミネーション。
これが一番かっこ良かった。
ミラーボールと360度に映像を映すための映写機。そして鳴り響く音楽。これらが混ざりあい、気分を高揚させてくれる。お酒飲みながらしばらく見ていたいと思った。
これらから行く人へ
混むような展示ではないので混雑の心配は不要です。
ただ時間には注意してください。
毎日16:07にだけ流れる映像があるので、できればそれに合わせて行った方がよいと思います。
あと、基本的には映像作品なので全部見ると2時間はかかるのではないでしょうか。ゆっくりと見ることをおすすめします。
語彙力がなくてうまく感想を伝えられませんでしたが、とにかく何かを感じ入るような展示でした。
以上です。